LSE
キャップストーンプロジェクトについての振り返り。内容面について。 私たちのグループのクライアントはDfE、英国教育省で、テーマは、2030年に向けて特に低所得者世帯に対する幼児教育をどのように発展させるべきか、というものであった。 これは私自身、ロ…
キャップストーンプロジェクトについての振り返り。まずは進め方・段取りについて。 我々のグループは、基本的には毎週2回、週の前半にやるべきこととその分担について、週の後半に各自の成果について話し合い、2回のうち1回は対面で1回はオンラインで行…
7月14日に成績が発表された。 卒業式が7月21日なので、直前でやきもきしていたが、特に問題なく卒業できそうだ。ブログを見返すと、昨年の成績発表もほぼ同じ日付なので、卒業式直前に成績発表というのが通例のようだ。 私がメールを確認して成績を見たの…
PP4E5 Innovations in the governance of Public Services Delivery 2年目LTで唯一のSPPのコースでMPPの学生とMPAの1年目が多かった印象。以前の記事で書いた通り、当初は履修予定にはなかった。というのも、講義名の最初のイノベーションという単語でてっ…
PB422 Health Communication こちらもSPPではなくDepartment of Psychological and Behavioural Science提供の科目。もともとpublic分野におけるコミュニケーションを学びたいという漠然とした思いがあり、コロナ禍を受けて健康分野について関心が高まり選択…
GI415 Gender and European Welfare States 前期に履修したGI414と同じくGender Institutionが提供する科目で、福祉国家論とジェンダー両方に興味のある私にとっては、ドンピシャな授業だった。授業の流れは先日1週間のスケジュールという形でまとめたので…
ようやく、2年目のLTについて。最終学期の履修科目は以下のとおり。 GI415 Gender and European Welfare States PB422 Health Communication PP4E5 Innovations in the governance of Public Services Delivery そして、MT同様、これに必修のCapstone Proje…
GI414 Theorising Gender and Social Policy Gender Institutionが提供する科目で、私にとっては、初めてSchool of Public Policy(SPP)が提供している科目以外の履修科目だ。この科目は、MSc in Gender, Policy and Inequalitiesの必修科目だが、MPAも履修…
PP4J5 Fiscal Governance and Budgeting 予算編成と財政政策に関するトピックで、予算理論(なぜ予算は増大するのか、複数プレーヤーの中でどういった予算が選択されるのか)、予算とタイムスパン(単年度会計・中長期予算)、予算と議会の役割、透明性、パ…
MTというと秋学期(昨年の9月末から12月中旬まで)なので、既に半年以上経過し、記憶も朧げだが、まずはPP419 Advanced Empirical Methods for Policy Analysisから振り返る。 この授業は履修要件として、PP455 Quantitative Approaches and Policy Analysi…
時系列順に、まずは、MTの履修科目の振り返りからしようと思っているが、その前に大学生活の中で印象的だったことを1つ。今年の1月からLSEに新しい建物、The Marshall Buildingがお目見えした。 (The Marshall Building) https://info.lse.ac.uk/staff/d…
今週でMTが終わった。振り返りとかもしたいが、その前に学期中に書こうと思っていたことを記録しておく。 先月末にロンドンの地下鉄でストライキによる運休・減便があった。HPをいくら見ても自分が通学に使う路線が運休なのか減便なのか前日の夜でもよく分…
LSE・MPA2年目唯一の必修科目であり、目玉コースともいうべきキャップストーンプロジェクト。 現実のクライアントからのリサーチ依頼を受け、5名程度のグループで半年ほどかけてリサーチを行い、最終的にレポートの提出とプレゼンをクライアントに行う、各…
狙ったかのようにReading Week中に家族が順番に胃腸炎になって、計画が狂い今週まで尾を引いた。不幸中の幸いは、狙ったかのように、Reading Weekが終わる前に全員回復したこと。 今週末、APPS(The Association of Public Policy Students, 公式の学生団体)…
新学期がはじまって気づけば2週間経った。今月に入ってから一気に気温も下がり、寒くて暗くてじめじめしていて辛かった去年の冬の記憶がフラッシュバックする。といっても、キャンパス内の雰囲気は去年と全然違う。 去年は、Tier制度とかなんとか言って、キ…
今週から新年度の科目履修手続きが始まっているが、2年目のおそらく一番大きな岐路はDissertation(修士論文)を書くかどうか。 通常の大学院のコースではDissertationを書くことは必須となっていると思うが、LSE・MPAでは選択科目扱いとなっていて、Disser…
いろいろあって更新が滞っていたが、7月15日に試験結果が発表されていた。 結論から先に書くと、無事に全ての科目を合格し、進級することができた。 まず大丈夫だろうと思いつつ、数年前に日本人で必修を落とし進級できなかった人がいたという噂を聞いてい…
PP4X6 Welfare Analysis and Measurement 実はMT終了時に振り返りをしようと思いつつ、し損ねていた科目。今年私が履修した中では唯一の選択科目で、これが一番大学院っぽかったかなという気もする。 「アメリカは日本と比較して経済的格差が大きい」「日本…
PP455 Quantitative Approaches and Policy Analysis LTでは、因果推論のためのRandomized controlled trial (RCT), Panel Data (Individual and Time Fixed Effect), Matching, Difference-in-Differences (DID)Estimation, Instrumental Variables (IV), R…
PP440 Micro and Macro Economics (for Public Policy) LTからはマクロ経済学で講義を行う教授が変わったが、基本的な進め方はMTと同じだった。 学んだ内容は、端的に言うと、長期(5~10年)と短期(1~2年)それぞれの経済成長率・金利・失業率に関する…
PP478 Political Science for Public Policy LTのトピックはポピュリズム・汚職・投票率・委任(中央銀行の独立・司法の独立)・女性政策・民族対立・移民政策など。MTと比べると今日的なトピックだった。 以前の記事で書いたとおり、学生からの要望を踏まえ…
試験が終わった。 他にレクチャーやセミナー、エッセーなどの課題もないので、同時にMPAでの1年目が終わったということにもなる。学期中、特に昨年の11月頃はかなり辛かったが終わってみたらあっという間だった。 人事を尽くせたかは分からないが、天命を待…
なんとなく1か月以上放置してしまったが、とりあえずは生存報告ということで。 大したことはなかったが、渡英後初めて(家族そろって)体調を崩していた。 まず、4月下旬から私が鼻水・咳の症状に苦しみ、特に鼻水がひどくてティッシュ箱の消費ペースが急…
科目ごとの振り返りはSummer Termの試験が終わってからにしようかなと考えているが、記憶が鮮明なうちに全体的なことを記録しておく。 以前の記事にも書いたとおり、MTは、レクチャーはオンライン、セミナーは対面という形だったが、LTはロックダウンを受け…
つい数週間前まで雪が舞ったり、最高気温0度だったりとかなり寒かったが、先週あたりから最高気温が10度を超えだして、かなり暖かくなってきた。2月16日はパンケーキデーと言って、復活祭(イースター)前に40日間行う断食に備えて、牛乳や卵を消費する(…
新型コロナウィルスの影響で、政治学の今年の成績評価はプレゼンとエッセイ(policy memo)だけで行われることになっている。聞いた話だと試験では、授業で取り扱った主要な政治理論に関して、学者名・論文の発表年をひたすら暗記をする必要があったようなので…
Lent termが始まって3週間が経った。今学期からセミナーも含めて全てオンラインということもあってか、MTはロンドンにいたクラスメイトでもLTからは母国から参加するという人がちらほらいて、それぞれのTime zoneに合わせるため、セミナーのメンバーにも入…
いろいろと波乱含みだったPP478 Political Science for Public Policy。 トピックは、国家とは何か、民主主義と権威主義、民衆蜂起、権威主義の形態、民主主義の形態、選挙システム、選挙での説明責任など。こちらは他の2つの必修と違い、学部で政治学を学…
統計学?計量経済学?正式名称はPP455 Quantitative Approaches and Policy Analysis。 トピックは、最小二乗法・線形式の回帰分析(単回帰・重回帰)・非線形式(指数関数式・log)の回帰分析・ダミー変数・ロジットモデル・回帰分析の評価(内部妥当性・外…
しばらく放置してしまい、今更感が否めないが、MTの振り返りをすると自分で言っていたので、初志貫徹しようと思う。 まずは、経済学。正式名称は、PP440 Micro and Macro Economics (for Public Policy)。クラスメイト達と話題にするときは、大概みんなPP440…