子連れLSE留学記(英国大学院留学)

2020年から子連れでLSEに留学している筆者の記録

30 LT振り返り(Politics)

PP478 Political Science for Public Policy

 

LTのトピックはポピュリズム汚職投票率・委任(中央銀行の独立・司法の独立)・女性政策・民族対立・移民政策など。MTと比べると今日的なトピックだった。

以前の記事で書いたとおり、学生からの要望を踏まえて、MTでは講義ビデオの視聴(1~2時間)・ライブQ&A(1時間)という形式だったが、LTの途中からライブ授業+Q&Aセッション(1時間半)になった。ただ、他の必修がライブ授業(2時間)+Q&Aセッション(1時間)という時間構成でやっていたことを考えると、全体的に時間がなく駆け足という印象だった。

 

そして、授業形式変更当初は参加者が多かったが、学期終盤になると他の課題で忙しいのだろうかライブの参加者がどんどん減っていっていた(かく言う私も録画されてアップロードされたビデオを後日見ることの方が多かった)。学生側が自主的にアンケートを取って講師やアドミッションオフィスと話し合った結果、授業形式が変更されたにも関わらず、結局、ライブの参加者が減っていったというのは、講師陣がなんだか気の毒な気もする。

ライブ授業になったものの、当初、学生側が期待していたディスカッション中心の授業ではないというのも一因だったかもしれないが、クラスメイト達と雑談をしていたときに、「PP478は学期末試験もないから、トピック全てを学ぶ必要はなく、最低限、自分がプレゼンするトピックが分かっていればいいよね」という声も聞こえていたので、そういったことも背景にあるのかもしれない。

実際、セミナーでもブレイクアウトグループで議論するときに、プレゼンの準備をした回は積極的にしゃべるが、そうではない回は聞き役に回るという人が(自分も含めて)多かった。

 

グループプレゼンは基本的にはMTと同様だが、1グループあたりメンバーが3名から5名へ、プレゼン時間が15分から25分と少しずつ増えた他、MTではプレゼンテーマについて、「~について分析しなさい。」といった形式だったものが、LTでは「~について分析し、改善策について提案しなさい。」といった形式で一歩踏み込んだ形になっていた(ちなみに最終成績には、MTのプレゼン2回が各10%、LTのプレゼン2回が各15%占める)。

プレゼンについては、思うように貢献できず歯がゆい思いをすることの方が多かったが、MTのときと比べれば多少は進歩したかなと思えたのが多少の慰めにはなった。