子連れLSE留学記(英国大学院留学)

2020年から子連れでLSEに留学している筆者の記録

33 子どもたちの近況

ここしばらく前学期の振り返りが続いているので久しぶりに子どものことを記録しておく。

 

まずは、おそらく渡英来ほとんど言及してこなかった末子について。末子は週15時間分の補助の対象となる年齢ではないこともあり、専ら家庭保育を行っている。最近でこそようやく、同じぐらいの月齢の子と公園で触れ合う機会があるが、ロックダウン期間中は本当に家族としか接していなかった。そんな状況だったので、末子については英語に触れる機会はほぼないはずなのだが、最近になって日本語の単語に加えて英語の単語も発話するようになってきた(Thank you, Please, Bye, Book, Shoes, go go, night night, train,)なんらなら日本語より多いんじゃないかという気さえする。

長子が家庭内でもたまに英語で話すようになった影響ではあるが、日本語の単語よりも英語の単語の習得の方がスムーズになってきているような気がして少し驚いている。(ちなみに長子はたまに末子に対して"Baby, Do you wanna use this?"ぐらいのことを英語で話しかけている)せっかくなので、親も英語を交えながら話すようになったため、家庭内の言語が”ルー語”となりつつあり面白い。

 

長子はすっかりナーサリーにも慣れ、最近ではいつものように昼に迎えに行くと、もっと遊びたかったと文句を言って帰るのを渋ることもある。半年前には泣きながら行くのを嫌がっていたことを思うと、本当に成長著しい。

長子は渡英以来ずっと週5日午前のみナーサリーに行かせているが、午前中しか行かせていないのは経済的理由が半分以上を占めているので、「もっとナーサリーで遊びたかった」と言われると、親としては心苦しい。特に、先日のお迎えの時に先生から、ナーサリーでずっとお世話をしていた青虫がついに蝶になったから明日逃がしてあげるのと聞き、後日、そのことについて長子に尋ねてみたら、どうやら長子が帰宅した後の午後にそのイベントが行われたらしく、次の日朝ナーサリーにいったら蝶はいなくて写真だけ貼られていたと聞き、なんとも申し訳ない気持ちになった。

 

もっとも、最近になって周囲の日本人の親とかかわりを持つ機会があり、長子のナーサリーの費用について話をするとかなり驚かれたので、ここの費用は通常より高いようだ。思い返すと、申し込みをしてすぐに通わせられたのは費用が高い分、定員に空きがあったからなのかもしれない。今更言っても仕方がないが、もう少し早く動き出していたら、もっと安いところで週5日終日で保育をお願いできた可能性もあったかもしれない。

 

 

そんな彼のお気に入りのナーサリーだが、ある会社の敷地内にあって、これまではそこの従業員の子どもを多く受け入れたようだが、新型コロナウイルスの影響でその企業がテレワーク中心の働き方に切り替え、受け入れる子どもの数が激減し、今後も増加する見通しが立たないということで、今月いっぱいで閉園することになったと連絡がきた。もともと9月からプライマリースクールに通いだすことになり卒業だったので、長い長い夏休みと捉えて、プライマリースクールが始まるまでは自宅保育を行うことにした。

せっかく向上してきている長子の英語力が下がらないかやや不安は残るが、長子のことが大好きな末子にとってはいいことだと思う。

 

しかしそれにしても、新型コロナウイルスの影響でテレワークが増えてナーサリーが閉園するという話、日本ではあるのだろうか。