子連れLSE留学記(英国大学院留学)

2020年から子連れでLSEに留学している筆者の記録

13 保育園事情

以前紹介して1か月以上経過してしまったが、長子のナーサリーについて記録しておこうと思う。

 

takino20.hatenablog.com

 

日本の場合は各自治体に申し込みをするが、こちらでは直接個別のナーサリーに対して申し込みをするスタイル。自治体のHPやOfsted(the Office for Standards in Education)の評価、各ナーサリーのHPで情報を収集し、興味を持ったところに連絡を取っていく。レスポンスは正直悪いので、渡英前に既に住むところが決まっている場合で、渡英後すぐにナーサリーに入れたい場合は、日本にいる間からここまではしておくことをお薦めする。

希望すれば、ナーサリーの見学もできるが、新型コロナウィルスの影響で見学は受け入れておらず、テレビ電話で質疑応答だけ行うというところもあった。我が家の場合は、正直、あまり労力をかける気力がなかったことと、最寄りのナーサリーにたまたま日本語が話せるスタッフが1名いるということが分かり、見学もなにもせず、早速そこに申し込んだ。

 

そのナーサリーは半日(7時半~13時or13時~18時半)か終日(7時半~18時半)のいずれかを選択する。費用は公立と私立で異なるが、どのナーサリーでも満3歳になった次のタームから週15時間分の補助が出る(補助の時間より短い時間での保育は不可)、働いていて所得が一定以下の場合などは週30時間分の補助が出るが(これは園によって補助が出ないところがあるようだ)、我が家の場合、週15時間までの条件しか満たせず、残りは保育料として支払う必要がある。

 

長子は、最初は行くのを渋っていて、受け渡しの時は号泣していたが1週間ほどするとお気に入りのおもちゃを見つけたらしく、そのおもちゃ目当てで喜んで登園している。

朝8時半までに行けば朝食も出てくるようだが、我が家の場合は9時頃登園するのでスナック(10時頃に出る簡単な軽食)とランチが提供されている(フルタイムの場合は、午睡後にティータイムという名のおやつ、16時頃に軽食も出るそうだ)。

ただ、もともと偏食気味の長子、最初の一週間は一切のものを食べるのを拒否していて、ナーサリーに行けば昼食の用意をしなくていいと期待していたパートナーはがっくりしていた。しばらくすると、好きなメニューの時はお代りまでしているようだが、そうでないときは"Yuck"と言って食べるのを拒否しているらしい。

英語も徐々に理解しているようで、先生たちとも英語でなんとなく意思疎通できているようだし、家でもたまに英語をしゃべるようになった。Speakingで抜かれるのも時間の問題になりそうだ…

 

また、それ以外にも感じた成長として、これまで、こちらに来てから、公園で遊んでいたときに他の子が遊んでいると怖いのかその遊具に近寄れなかった(日本では気にせず遊べていたのに)のが、最近では全然気にせず遊ぶまでになっている。場合によっては、なんとなく一緒に遊んでいる雰囲気まで出していて、本当に子どもの成長には驚かされる。

 

日本の保育園とナーサリーの違いとして、

・入園前に子どものパーソナリティー なども含めて詳細な情報の提出を求められる

・セキュリティがしっかりしている(入園時に送迎者の顔写真提出、防犯カメラ設置、外から園庭も含めて内部の様子が全く見えない、送迎時に保護者は建物の中へ入ることができない、入口のドアには外側と内側の両方にキーロックがついている)

 ・登園時は着替えのみ持参し、他のものはすべて園にあるものを使用する(コップやタオルを持参する必要なし)

といったところを感じる。

 

そのため、どのように1日を過ごしているのかは、毎日渡される手書きのメモ(今日はこういった活動をした、ランチを食べたかどうかなど)の他は長子から話を聞いて想像するよりほかない。

幸いにも、長子はかなり口達者なので、いろいろ教えてくれるが、映像的なイメージが全くつかめないので、中を見学する機会があればいいのにと思っている。