子連れLSE留学記(英国大学院留学)

2020年から子連れでLSEに留学している筆者の記録

8 LSE・MPA 第7週目

Reading weekが明け、キャンパスにはいつものように学生が溢れている。本当にロックダウンをしているのだろうかと思うほどだが、道中のいくつかの店は閉まっているし、同級生の中にもロックダウンを嫌って母国に帰国した者もいるようだ。

 

Reading weekの直前にいくつかのクラスで、このクラスの改善点は何か、続けるべきは何かということについて、アンケートのURLが送られてきていて、教師陣からも忘れずに回答するようにとアナウンスがあった。どのくらいまじめに扱うのだろうと若干疑いながら回答したのだが、Reading week明け最初の授業で、アンケートでこういう意見をもらったので、ここのやり方を変えましたと教授から説明があって驚いた。

特にいいなと思った点は、ある教授が、こういう要望があったからこう変えた、あなたたちが悪い使い方をすると元に戻すことを考えざるを得ないが、良い使い方をすることを期待していると説明した点だ。

私が日本の大学に行っていたのは、もうしばらく前のことなので記憶も朧げだが、日本だと、こういったアンケートはそもそも行われないか、行われたとしてもそれが反映されることはまずないだろうと思う。教育の場に限らず、何か新しい提案があっても、それにはこういった課題がある、こうした問題が発生するおそれがあると、ネガティブな部分が強調され、結局、従来どおりのやり方が続くというのが一般的だと思うし、私もそうした思考をしがちだ。

たかがアンケートではあるが、まずは相手の意見を踏まえて変えてみる、それで問題が生じたら元に戻すという相手を信頼する姿勢とか対応の柔軟さとか、そういったものが感じられ、自分も見習いたいと思った。

 

ブログのネタがないわけではなく、今週だけでも子どもたちの予防接種のこととか、初めて授業以外のウェビナーに参加してみたこととか、グループプレゼンテーションのこととか、書きたいことはいくらでもあるのだけれど、こうやって日本語でアウトプットをしていると、なんだか英語から逃げているような罪悪感があるので、週1回をめどに更新していきたいと思う。

 

写真は、MPA生がよく利用するCBG-Centre Building

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