子連れLSE留学記(英国大学院留学)

2020年から子連れでLSEに留学している筆者の記録

25 LT終了

あっという間にLT(Lent Term)が終わった。

3月は本当に忙しかったこともあり、ほとんど家に引き籠っていた。

試しにスマホのstep counterで記録を見たところ、週に数回は大学に通っていた昨年の10・11月の平均が1日約3,700歩(これも日本人の1日平均歩数と比較するとかなり少ない)、再度のロックダウンが始まり、大学も完全にオンラインになったため、「囚人みたいな生活」と自虐的に語っていた1月が1日平均約2,000歩、そして3月が1日平均約500歩!あまりにも酷すぎて笑ってしまった。

先日久しぶりに近所を10分ほど散歩したら、すっかり春の雰囲気で気分が上がり、帰宅後パートナーに声のトーンが外出前と全然違うと笑われた。youtubeを見ながらちょっとした運動やストレッチはしていたから、外出しなくてもまぁいいだろうと思っていたが、そうでもなかったようだ。

 

この1か月は本当になんとか乗り切れたという感じで、痛感したのが睡眠の重要さ。

もともと夜型で学生時代・就職後も朝よりも夜の方が集中できるし、睡眠時間を削ってもそれなりのパフォーマンスを維持できると思っていたが、先月は睡眠不足で頭が回っていないという実感がすごくあった。酷いときは、講義を聞いていても全く頭に入らず、やむを得ず、後日アップロードされた同じ講義を再度聞き直していた。その結果、余計に時間がかかり、寝るのが遅くなり…という悪循環が発生したり、ピーク時はベッドに潜り込んでも頭の中で、「プレゼンの準備のためにあれを調べて…レポートはあそこの部分がまだロジックが甘い、〇〇という方針を××に変えれば筋が通るか?でもそれを補強するデータなり論文を探さないと…」といった思考が止まらずになかなか寝付けず、流石に自分でもこのままではまずいという瞬間があった。

感じたことは3つ。1つ目は、認めたくはないが、加齢に伴って無理が利かなくなっているということ。残念ではあるが、受け入れるしかない。2つ目は、外国語を使用した作業が母語を使用したものよりはるかに高負荷な作業であること。少なくとも留学期間中は、高負荷作業に耐えられるよう、これまで以上にコンディションを整えておかないといけない。3つ目は、そもそもこれまで「睡眠時間を削ってもそれなりのパフォーマンスを維持できている」と思っていたけど、本当にそうだったのかということ。

先月は、この悪循環を断ち切らないとと思いつつ、ここまで来たら最後まで乗り切るしかないという感じで押し切ってしまったが、今後は反省を生かしたい。

 

 

4月4日がイースターということで、2日(金)はGood Friday、5日(月)はEaster Mandayと祝日になっていて4連休だ。そのことを木曜の帰宅時に聞いた長子は叫び声をあげるほど大喜びだったらしい。

 

LSEは5月上旬までイースター休暇で休みとなっていて5月にSummer Termが始まるが、基本的に試験のみでそれが終わったら、1年目は終了ということになる。そのため、講義やセミナーは今学期が最後だった。

最終日にセミナーを担当していた講師たちの何人かが「来年度(9月)からは別の大学で教鞭を取ることになった、何か聞きたいことがあったら個人連絡先にメールして、みんな元気で!」と言い、学生たちが「Good luck」「Congratulation」と口々に言っているのは新鮮だった。